27 May 2024
アンドールが新しいベンチトップ型共焦点顕微鏡をローンチ
科学イメージングソリューションの世界的リーダーであるオックスフォード・インストゥルメンツ・アンドールは、2つの新しいベンチトップ型顕微鏡を発売致しました。
2021年に発表し好評を博したベンチトップ型共焦点顕微鏡BC43 CFに続き、アンドールはベンチトップ型蛍光顕微鏡と超解像顕微鏡を発表しました。
BC43は、大きく複雑で高価なシステムにしかなかった方法をベンチトップ型に導入し、あらゆるサンプルの研究に瞬時に明瞭さと深みをもたらします。
蛍光顕微鏡、共焦点顕微鏡、超解像顕微鏡を、さまざまな研究分野や経験レベルに応じて、より幅広いユーザー層が利用できるようにすることが、このポートフォリオ拡充の目的です。
更なるモダリティを、より多くのパフォーマンスを、より確実に。
新しいBC43 WFは、高速で使いやすく、コンパクトで手頃な価格の広視野顕微鏡です。BC43 WFのフィールド内アップグレードパスにより、研究ニーズに応じてシステムを拡張することができます。
BC43 CFは、数々の賞を受賞した当社独自のベンチトップソリューションで、ボタンを押すだけで卓越した画像を撮影できるハイエンドコンフォーカルです。
BC43 SRは、140nmまでの超解像データをこれまで以上に迅速かつ簡単に提供する顕微鏡です。
すべてのモデルは、性能を保証するIQ/OQ品質管理プログラムによってサポートされています。このプログラムは、すべてのBC43顕微鏡が厳密に管理されたパラメータ内で動作することを保証し、将来にわたってデータと実験の再現性を保証します。これはQUAREP-LiMiと共同で開発されました。QUAREP-LiMiは、学術界と産業界から600人以上のメンバーが参加し、光学顕微鏡実験の再現性の向上を目指しています。
アンドールの、ベンチトップ型顕微鏡のプロダクトマネージャー、Dr Geraint Wildeは次のようにコメントしています。
「私たちのベンチトップ型共焦点顕微鏡は、がん、神経科学、発生生物学、免疫学など、幅広い研究テーマで非常に早く成果を出しており、私たちの期待を超えています。これは、多くの研究者が、手頃な価格の高品質イメージング・ソリューションを求めていることを裏付けるものです。」
「BC43 CFは、高速スピニングディスク技術により、従来のポイントスキャンコンフォーカル技術に慣れた研究者にも高い生産性を提供しました。さらに、顕微鏡検査を始めたばかりの人のためのルーチンイメージングデバイスとして、コアファシリティマネージャーは、より複雑なソリューションの負担を軽減するためにBC43を採用しました。」
「しかし、世界中の多くの研究者、研究機関、地域にとって、予算はまだ限られています。そこで、私たちはBC43のコンセプトをさらに発展させ、BC43 WFでさらに低予算でスタートできるモデルを提供し、その後、3Dイメージング、共焦点、さらには超解像への段階的なアップグレードパスを提供したいと考えました。これにより、超解像顕微鏡への手頃な技術パスウェイを提供し、単細胞から多細胞オルガノイド、組織切片、大型モデル組織まで、今日の多くの研究プロジェクトに共通するマルチスケールイメージングに対応します。」
詳しくは、ベンチトップ型顕微鏡ファミリーのページをご覧ください。